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自分で庭木を剪定するとき、どの枝を切ったらいいのか、どんな風に切ればいいのか迷ってしまいます。
今回は庭木を剪定する前に知っておきたい「切るべき枝の見分け方」を
ご説明いたします。
1.庭木の剪定について
剪定(せんてい)とは余分な枝や葉を切り落として樹形を整えることを言います。日本庭園のように美しく仕上げるならプロの丁寧な剪定が必要ですが、一般家庭の庭木を見苦しくない程度に整えればよい場合は年に1度の剪定で充分。落葉樹なら11~2月の冬季に1回、常緑樹なら5下旬~6月の夏季に1回です。
2.切るべき枝の見分け方
切るべき枝は庭木の種類によって異なりますが、どの木においても共通して切るべき「忌み枝(いみえだ)」というものがあります。忌み枝を剪定せずに残しておくと、樹形が崩れたり花や実がつきにくくなってしまうので要注意です。
◎「忌み枝」の種類
忌み枝には色々なタイプがあります。イラストのグレーになっている枝が忌み枝なので、剪定の際はこれらに似た枝から切り落としましょう。
数年手が入っていない庭木は忌み枝が多く、一度に剪定できないこともあります。一度にすべて切り落とす必要もないので、無理をせず数年かけて徐々に剪定してください。その際は上の方の枝から優先して整理していきましょう。
逆さ枝
本来伸びる方向とは逆の方向(幹方向)へ伸びている枝です。
からみ枝
主たる枝に、添う枝がからみつくように成長するものです。
平行枝
他の枝と平行に伸びている枝で、枝の込み具合を増します。
下り枝
下方に向かって伸びた枝です。
胴吹き枝・幹吹き枝
樹の幹から直接伸びた枝で、樹形を乱し、樹を衰弱させる原因にもなります 。
立ち枝
横に広がるべきところから、まっすぐに直立して伸びた枝です。
かんぬき枝
樹幹を挟んで左右対称に伸びた二本の枝です。
ふところ枝
樹幹に近い懐部分に出る枝で、通風や採光の妨げになります。
徒長枝(とちょうし)
勢いよく飛び出すように長くまっすぐに伸びた枝です。
車枝
一カ所から何本も出ている枝です。
ひこばえ
胴ぶき・幹ぶき同様、樹幹から直接伸びた枝で、樹形を乱し、樹を衰弱させる原因にもなります。
◎剪定前の準備
剪定を始める前に、道具と庭の準備をしましょう。
剪定で最も重要なのは、よく切れる刃物を使用すること。木の高さや太さによって剪定バサミ・剪定ノコギリ・高枝切りハサミを準備しましょう。低木や踏み台を使っての作業なら剪定鋏や手鋸、高木の場合は高枝切りハサミや長柄ノコギリが必要です。
また、刃物の他、作業用グローブや頭を守る帽子、目を守る安全メガネなどを準備してください。ほうき、大きめのチリ取り、ゴミ袋といったものも必要です。
剪定作業では想像以上に細かな葉っぱや枝が落ちてくるので、事前に剪定する木の下にブルーシート(レジャーシートでもOK)を敷いておくと掃除がしやすくなりますよ。
次回は、剪定ばさみで枝を切るコツをお伝えします。